おやつ、お土産、贈り物として愛されている天草伝統菓子「こっぱ餅」。熊本県天草では、年末になるとどこの家でも作っていたこっぱ餅は、懐かしいふるさとの味です。
こっぱ餅の原料は、さつまいもと餅米・上白糖です。 さつまいもを干すことで水分が少なくなり、日光で温められることによってデンプンが分解され麦芽糖という甘みの素になります。
添加物を使わない繊維たっぷりのお菓子として健康志向の方に長く愛されています。
伝健康にも嬉しい天草伝統の味
天草の伝統菓子「こっぱ餅」は、甘藷(さつまいも)を乾燥させたあと、天草独特の手法で作られた昔からのお菓子です。
往昔よりサシマイモを保存食にするため、さつまいもを灰汁が完全に抜ける位に湯がき、冷ましてから皮をむき、輪切りにして何枚かずつ、藁に通して家の軒下などで天日干し、乾燥させて保存しておりました。
その際、さつまいもを小さく輪切りにしたり、千切りにしたりする事を熊本県天草地方ではいもコッパ(こっぱみじんとか、細かくする等の意味)と言い伝えられていました。
乾燥したいもコッパを新たに熱湯で洗浄し蒸し、別に白い餅をつき、いもコッパとつき合わせ、上白糖で味付けしたものがこっぱ餅となります。
添加物を一切使わない、繊維を多く含んだ健康的なところが人気の秘密です。 天草地方の伝統の味が堪能できる郷土の逸品を是非お試しください。
選べる3種のこっぱ餅
こっぱ餅
さつまいもと餅米をつき合わせた餅に、上白糖で味付けした自然食。豊かな田舎風の、さつまいもの香りがするお餅。
紫いもこっぱ餅
一切着色料を使わない紫いもと餅米、上白糖で作った独特な風味のある上品な味わいのお餅。
黒糖こっぱ餅
さつまいもと餅米でつき合わせた餅に体にいい黒砂糖をたっぷり加えたヘルシーな黒糖の香りがするお餅。
おすすめのお召し上がり方
こっぱ餅のラップがはがしにくい場合は、冷蔵庫でしばらく冷やしていただくと、はがしやすくなります。
硬くなったこっぱ餅は、ラップをはがし2〜3センチの厚さに切り、ふんわりと焼いてお召し上がり下さい。
電子レンジにかけていただくとつきたての状態でご賞味いただけます。